アッサムは世界で最も多く栽培されている紅茶用の茶葉です。最も紅茶を生産しているインドでも約半分をこのアッサムが占めていると言われており、世界最大の紅茶の生産地でもあります。アッサムの特徴といえば、まず、濃厚な風味と強い渋みがあげられます。この渋みがイギリスのミルクティーやインドのチャイなどに使用された際にミルクと相性の良さとなっています。
また、硬水で入れると渋みがやや緩和されるなど硬水と相性が良い事から、飲料水に硬水を用いていたヨーロッパ、特に紅茶好きで知られるイギリスで人気となりました。
その他のアッサムの特徴としては80%以上がCTC製法で作られている事などがあげられます。

アッサムの歴史

このアッサムはまさに紅茶の歴史を変えた茶葉だと言われています。それは1823年にイギリスから交易の為に訪れていたロバート・ブルース少佐がそれまで中国にしかないと言われていた茶葉を、このインドのシブサガルで発見した事に始まります。この発見により、狭い範囲でしか栽培できなかったダージリンと比べ、より広範囲で栽培できるアッサム種の栽培は大きく広がっていき、インドは世界一の生産量を誇る紅茶大国へと発展していったのです。

アッサムの3シーズンの異なる味わい

アッサムもダージリンなどと同様に異なる味わいのある3つのシーズンがありますが、やや時期が異なり、アッサムの場合は3月頃に摘まれた「ファーストフラッシュ」、4~7月頃に摘まれた「セカンドフラッシュ」、それ以降に摘まれた「オータムナル」の3つです。
この地方は雨が多く、気温も高いという熱帯特有の気候を持っており、日差しが強い事から、日よけ用の木を植えると言う独特の栽培方法がとられています。

ファーストフラッシュ
ファーストフラッシュは深い赤色をしており、香りや渋みも平均的だとされています。

セカンドフラッシュ
通常、アッサム種においてはこのセカンドフラッシュが最も良質の茶葉だとされています。渋みもややファーストフラッシュのものより強く感じるようです。

オータムナル
オータムナルは色が濃くなり、暗色の赤色をしています。また、アッサムの特徴である渋みも更に強くなります。