ルフナはセイロンティーの中でも個性の強い茶葉で、水色は濃い赤茶色、香りはスモーキーフレーバーという大きな特徴を持っています。
この特徴はスリランカの五大紅茶産地の中でもルフナが最も南に位置している事と、標高の低いローグロウンで生産されている事の影響を受けていると言われています。
その他の特徴としてはルフナが生産されている地域は熱帯雨林が点在する地域である為、通常のスリランカの茶葉よりも1.5~2倍くらい大きく成長する事にあります。

また、このルフナは世界最大の輸出量を誇るスリランカにおいても国内の約半分の量を占める程、多く生産されています。ミルクティーやチャイとも相性が良く、特にサウジアラビアではヤギのミルクを入れたミルクティーがとても人気があるそうです。

ルフナの名前の由来

ルフナ以外のスリランカの茶葉は全て産地の地名で呼ばれていますが、実はこのルフナだけは違います。
ルフナが栽培されている地域の実際の地名はサバラグムワといいますが、今もこの茶葉だけは古い王国の名である「ルフナ」を使っています。
元々、スリランカには17世紀までは「マーヤ」「ビヒティ」「ルフナ」という3つの国があり、それぞれの王が統治している王国だったので、その王国の名が今も名前として使われ続けている事になります。
※このルフナという名はシンハリ語で「南」という意味を持つ言葉でもあります。

製造方法について

ルフナの製造方法はBOPのオーソドックス製法ですが、その製造工程には大きな特徴があります。
通常、紅茶の茶葉には10分程度しか発酵に時間をかけませんが、この地域は元々、気温が高く発酵しやすい環境にあるにも関わらず、ルフナは発酵に90~120分という長い時間をかけます。
このじっくりと時間をかけた発酵はその後、完成した紅茶の味わいにも大きく影響している事でしょう。