紅茶の作り方について「紅茶博物館」

紅茶の作り方

存知の方も多いと思いますが、紅茶も緑茶も元々は同じ茶葉から作られています。
それではなぜ、紅茶と緑茶は味も見た目もこうも違うのでしょうか?ここでは、紅茶の作り方について、順を追って解説していきたいと思います。

紅茶の製法

紅茶の作り方には大きく分けて、昔から行われている「オーソドックス製法」と「CTC製法」があります。
そのふたつの内から、まず最初に伝統的な紅茶の作り方である「オーソドックス製法」と後に開発された「CTC製法」の手順について簡単に説明したいと思います。

オーソドックス製法とは

オーソドックス製法ではまず、緑茶などと同じく、茶葉と一枚ずつ摘んでいく「茶摘み」から始まります。
こうして摘み取られた茶葉を下から空気が受ける事ができる金網などに敷き詰め、その下に温風を通し、そのまま10~15分待ちます。この工程を経る事によって、茶葉は水分量が減りお茶らしい形になります。
次にローリングマシンと呼ばれる茶葉を揉む機会にかけられ、茶葉から葉汁を絞りだしていきます。
その後、葉汁を絞りだした茶葉をふるいにかけてから、発酵させていきます。この発酵させる工程こそが、緑茶との大きな違いで紅茶の独自の風味を引き出す秘訣と言えます。
紅茶には「自然発酵」と「強制発酵」と呼ばれる二つの発行方法がありますが、他の発酵食品とは違い、発酵の際も酵母などは加える事はありません。
最後にこの酸化発酵と呼ばれる発酵方法で発酵させた茶葉を乾燥させれば、オーソドックス製法で作られた紅茶の完成です。

CTC製法とは

CTC製法イメージ
CTC製法のCTCとは「押しつぶす(Crush)」「引きちぎる(Tear)」「丸める(Curl)」の頭文字を取った名称で、このCTC製法が生み出された事で、それまで難しかった大量生産を可能にする事ができました。
オーソドックス製法との大きな違いは機械を使って、上記の押しつぶし引きちぎり丸めるという処理を行う事にあり、この機械にかける事によって茶葉は1~2cmほどの粒状の形になります。
粒状にする事によって、発酵と乾燥がオーソドックス製法と比べて短時間で行う事ができます。また、葉を引きちぎった事により、紅茶にした際に短時間でお湯に染み出すというメリットもあります。
この事からティーバックの茶葉はCTC製法で作られたものの方が向いていると言えます。